「人の縁」とは、実に不思議なもの。

不思議と非合理に彩られているからこそ、それを大切にする人もいる。
一方で、自分なりの合理性にもとづいて、どこかで区切りをつける人もいる。

どちらが正解というわけではなく、縁のとらえ方は十人十色。

それでも「縁の妙」は本当に面白い。
歳を重ねるほど、その不思議さを実感するようになった。

つい先ほど、6年前にジャカルタで知り合ったインドネシア人から、突然連絡が来た。
いわく、「家族で日本に引っ越すことになった」と。

顔写真には見覚えがあった。
でも、すぐには誰だか思い出せなくて・・・。

やり取りを重ねているうちに、「うわぁ、あの時の人だ!」と、お互いに記憶がつながった。

当時、私は彼と、もう一人の日本人と。合計3人で、一大プロジェクトを起こそうと考えていたことがあった。目標を決め、共通のポーズまで作り、ジャカルタのバーで3人一緒に写真も撮った。

今回、その時の写真を共有したら、「うぁ〜、あの時の写真、まだあったのですねっ!」と驚かれた。

数年後、その「もう一人」は突然亡くなった。
その訃報は、日本のメディアの記事で知った。とてつもなくショックだった。

だからこそ、今回わざわざ6年ぶりに連絡をしてくれたことが、嬉しくて仕方がない。

ここから何かが始まるかもしれないし、何も起きないかもしれない。
それでも、まったく知らない人と初めて出会うのとは違う。
私たちの間には、確かに6年という時間がある。

再会したら、また同じポーズで写真を撮れる。きっと。

もちろん、縁には良縁もあれば、そうでない縁もある。
そして同じ縁でも、時期や状況によって、その意味が変わることもある。

だからやっぱり、人の縁は面白い。
いやぁ、来月、日本で再会できるのが、めっちゃ楽しみだ。