(写真は、京都北野天満宮の敷地内にある茶屋「老松」の店先で、下記の話しとはまったく無関係です)

私はインターネットの創世記である1990年代に、オンラインコミュニティ自体を対象とする研究開発に従事していました。
オンラインコミュニティの基本的な設計、たとえば、目に見えない仮想的な空間をどう認識させるのか、それをどのような画面上の表示、操作に落とし込むのかなどを考えて、実際にシステムを作ってコミュニティを運営しコンセプトを評価するのが仕事です。

少し遡って1980年代後半にはインターネット上にはコミュニティサービスが作りこまれていて、その魅力にどっぷりとハマりました。新卒で就職した会社にはそのコミュニティで常連だった人たちが先輩として座っていたことも、会社選びに大きく影響したと思います。

コミュニティサービスの研究というのはおかしなもので、実際にサービスを運営しないと評価できません。
今世紀にはいってからは、研究ではなくサービス自体の提供、ないし、提供者が使うツールを提供する仕事にシフトしていきました。フッシーの会でいうと、OSHIRO社のような事業内容です。

なぜこのような昔話をしているかというと、オンラインコミュニティについてはもう散々考え尽くしたと思っていたのですが、新しい発見があったからです。

私は、現在仕事らしい仕事はしていないのですが、いくつかの(オンライン)コミュニティに属していて、忙しい日々を送っています。それは、

社会人大学院のコミュニティ、
今所属している大学のコミュニティ、
地元の趣味系のコミュニティ、
そして、フッシーの会

です。

さて、最近の発見についてです。

こちらで映画「ブーニン」の上映会に参加し、感動のうちにフッシーの会に書き込みました。
書き終わったあと、これは社会人大学院コミュニティの人たちにも共有したいなあと思い、フッシーの会に書き込んだ内容をアレンジしてそちらにも書き込んだところ、翌日には、この映画を見に行って(すごいフットワークの軽さ!)、さらに長文の感想を共有してくれた方がいたり、この映画をみたいという方が何人も現れたんですね。

コミュニティの研究開発をしていたときは、自社が提供するコミュニティにどれだけユーザをステイさせつづけるかが一番大切なことでした。ビジネスなので。今は提供者の立場からは距離を置いて参加者目線で考えられます。

一人の人が複数コミュニティに属していて、その人がコミュニティの間を繋ぐハブになり連絡をつけるというのは、とても面白い観点だと思いました。
すごく当たり前のことですが、このことを意識してやれるかどうか、あるいは、それをツールとしてサポートする何かがあるのかないのか、こんなことが私のとっての、大きな発見です。