杉村太蔵さんの講演会に行ってきました。経済同友会のイベントです。
題名は、「人生何が起きるかわからない。太蔵流チャンスをつかむ技術」。

私が思うに、AI全盛の時代だからこそ「タイパ、コスパで、一直線に回答を目指す!」ではなく、「揺れる中で、運と縁からチャンスを見出す!」というスタイルこそが面白い。

そんな私にとって、太蔵さんの話は「まさに!」と、うなずくところ多数。

例えばこんなエピソード。

・大学中退後、派遣に登録したら、自民党本部の隣のビルのトイレ掃除を命じられた。
・徹底的に掃除をやっていたら、そのビルの外資系証券マンに気に入られた。
・その人から転職を誘われ、応募したら合格してしまった。「えっ?    うっそ〜!! 」と思った。
・入社したら「電話は5回以内に出ろ!」と言われ、徹底的に守った。
・上司に気に入られ、ある時「次の総選挙がマーケットに与える影響を調査せよ」と言われた。
・調べていたら、自民党が議員を公募しているのを見つけた。
・「面白い!」と思い、上司たちのコメントをまとめて書いて「私もそう思います」と提出。
・自民党から電話が来て、面談に進んだ。
・とんとん拍子に選考が進み、比例で公認が出てしまった。「えっ?    うっそ〜!! 」と思った。
・上司に報告したら「俺はマーケットに与える影響を調べろと言っただけなのに、何やってんだ!」と叱られた。
・「でも当選するわけがないですよ。選挙の翌日から出社しますから、選挙期間だけ有給ください」と申請。
・選挙期間中は、あちらこちらの選挙事務所を訪問し、下っぱとして、こき使われた。
・選挙事務所のトイレ掃除を命じられたが、ものすごい高評価を得たことも。
・ふたをあけたら、自民党旋風の影響で、まさかの当選。「えっ?    うっそ〜!! 」と思った。
・選挙期間中に、こきつかってきた人たちが、いきなり「先生!」と呼び始めた。
・あの問題発言は、まさか当選するとは思っていなかったことの証拠。
・目の前のことに一生懸命になっていれば、きっと次なる展開がくる。


などなど。

本人いわく、「えっ?うっそ〜!! 」の連続。
でも起業家の私としては、「まさに起業家タイプだな・・・」と思いました。

目の前のことに一生懸命になっていると、
思いもよらない次の展開がやってくる。

タイパ・コスパで考えれば遠回りに見えることも、
実は意外な近道だったりする。

演題は「人生何が起きるかわからない」。
でも、その原動力は、やっぱり「目の前のことに一生懸命になること」だよなぁ、と。
起業家なら、きっと大いにうなずけるはず。

そして思いました。
自分の人生を振り返ってみても、「計画通り」より「流れの中で起きたこと」の方が、面白い展開になっている気がするなぁと。

だからこその「時の運と人の縁」。

「それで良いんだよ、もっともっと突き詰めて良いんだよ」
そんなふうに言われているような思いでした。


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