今日、5月16日は、西城秀樹さんの命日。
むかし、妻と天ぷら屋のカウンター席で食べていた時のこと。
他にお客様は誰もおらず、ほとんど貸し切り状態。
しばらくすると、来客が1名。
カウンターは十数席あるのに、その方は、なぜか私のすぐ隣に座りました。
「えっ? なんで僕のすぐ隣に?」
「せめて一席ずらして座ればいいのに・・・」
そんなことを思っていたのですが、その方は天ぷらを注文すると、カウンター越しの大将に向けて饒舌に、そして、とても親しげな雰囲気で語り始めます。
その瞬間、電流が走りました。
「あ、この声、聞いたことがあるような。え、えーっ!!」
衝撃でした。
昭和を代表するアイドルスター。その御本人が、すぐ隣に。
もう、どうしてよいかわからなくなり、時間が固まりました。
妻との会話も自然と止まり、ただその場に流れる声を聞くだけの時間に。
この時の顛末は当時ブログにも書いたのですが、
たくさんの西城秀樹ファンの方が読んでくださって。
皆さんが一様におっしゃっていたのが、
「ヒデキは絶対、渡邉さんと会話したかったはずですよ!」と。
たしかに、大将に語りかけているようでいて、僕ら夫婦から何か話してほしいような空気もあった気がします。でも、あの時は緊張が限界を超えてしまい、何もできませんでした。
ただ、西城さんのお話を聞きながら強く感じたのは、スターでありながら、常にファンのことを考え続けるプロの姿でした。淡々と鍛錬を続ける、孤独のなかのプロ職人。
今でこそ、私はアーティストの皆さんを海外にPRするお手伝いをしています。
振り返れば、あの日に聞いた「ファンのために」という西城さんの声は、今の私の仕事の底に確実に残っている気がします。
今日は、西城秀樹さんの命日。
せっかく素敵な機会をいただいたのに、会話に参加できなかったことは、今でも少し申し訳なく思っています。
でも、その時に感じた西城さんの底知れぬ熱情は、これからもアーティスト支援という仕事の中で、少しでも受け継いでいきたい。
今でも忘れられない、かけがえのないひとときです。
(トップ画像は、amazon「西城秀樹 一生青春 」から拝借しました)


2026/05/16 22:08
隣に座った西城秀樹さんの声が、今も仕事の底にある
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