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8/23開催のFLOW京都キャラバンで京都北部の「宮津」まで足を運びました。


せっかくここまで来たのだから、念願の「伊根の舟屋」に行くことに。
その帰りに、日本三景「天橋立」を、巡ってきました。

キャラバンでは混雑により、南側の「天橋立ビューランド」には行けず・・・。
翌日、北側の「天橋立傘松公園」から天橋立全景を眺めることができました。

その一日のレポートをお伝えします。

 早朝、宮津の海沿いをランニング

IMG_9573.jpeg 6.41 MB朝5時、目覚めて外を見ると快晴。

日課のランニングに向かいます。

年末のフルマラソンデビューに向けて、出張や旅行時には「ビジネス+ラン」用シューズを履いていますw。

IMG_9572.jpeg 4.78 MB宮津湾の海沿いは、ランニングコースとして最高です。

波の音だけが聞こえてきます。
朝日が海面に反射して、キラキラと光る。 
空気が澄んでいて、深呼吸が気持ちいい。

旅先で走ると、その街の「素の表情」が見えてきます。 
漁に出る船、犬の散歩をする人、登校前の学生。 

宮津の日常に触れられた時間でした。


IMG_9561.jpeg 2.87 MBIMG_9560.jpeg 2.91 MBIMG_9559.jpeg 6.63 MB



朝食は「丹後スープ研究所」

IMG_9562.jpeg 5.24 MB走っている途中、気になるお店を発見しました。

「丹後スープ研究所」。
https://share.google/CSYudbptF0eIYrLuO

なんだこの名前は、と思って立ち止まりました。

IMG_9556.jpeg 4.47 MBホテルに戻ってから調べてみると、朝7時から営業しているラーメン店とのこと。
これは行くしかない、と即決です。

IMG_9564.jpeg 2.49 MB店内に入って驚きました。

IMG_9565.jpeg 2.63 MB学校の教室のような雰囲気なのです。

IMG_9568.jpeg 3.48 MB 「研究所」という名前のとおり、実験室というか、理科室というか。
木の机と椅子が並び、どこか懐かしい空気が流れています。

IMG_9569.jpeg 3.85 MBいただいたのは塩ラーメン。
美味しかったです。

スープが驚くほど澄んでいます。
ひと口飲むと、魚介の旨みがしっかりと広がる。
それなのに後味は驚くほど軽くて、スッと消えていきます。
朝の体にちょうどいい、優しい塩加減でした。

IMG_9563.jpeg 2.95 MB調べてみると、魚屋さんが始めたラーメン店とのこと。
納得です。 
このスープの透明感は、魚を知り尽くした人にしか出せない味だと思いました。

朝からラーメン、いわゆる「朝ラー」。 
最初は少し抵抗がありましたが、これはアリです。 
むしろ、旅の朝にこそふさわしい一杯でした。

アクセスは宮津からレンタカーで

IMG_9730.jpeg 2.71 MB腹ごしらえを済ませて、いざ出発です。

宮津から天橋立エリアへは、レンタカーを借りて向かいました。 
この日は欲張って何ヶ所も回りたかったので、車を選択。 

結果的にこれが正解でした。

宮津駅周辺でレンタカーを借りて、まずは北へ。 
海沿いの道をドライブするだけで、もう気持ちがいいのです。 

右手に海、左手に山。 
信号もほとんどありません。

まずは「伊根の舟屋」へ

念願の「伊根の舟屋」を訪問しました。

こちらは以前ブログにまとめていますので、よろしければご覧ください。


海の上に建物が並ぶ、日本でも唯一無二の風景です。


「天橋立傘松公園」

IMG_9664.jpeg 5.04 MB天橋立には、展望所が2ヶ所あります。

南側(文珠地区)の「天橋立ビューランド」。

そして北側(府中地区)の「天橋立傘松公園」。

今回、私が向かったのは、北側の「傘松公園」です。

▼天橋立傘松公園(丹後海陸交通)



行きはリフト、帰りはケーブルカー

IMG_9665.jpeg 1.83 MB傘松公園は、海抜約130mの高台にあります。
そこへ登る手段が2つ用意されています。
ケーブルカーとリフトです。

面白いのは、同じ料金で好きな方を選べるということ。
私は「行きはリフト、帰りはケーブルカー」にしました。
IMG_9666.jpeg 4 MBまずリフト。
一人乗りのオープンなリフトで、所要時間は約6分。

足元は完全に空中です。
でも、すぐに慣れます。

IMG_9670.jpeg 4.3 MBそして振り返ると、天橋立の松並木が少しずつ視界に広がってくるのです。
風が頬をかすめて、遮るものが何もない。

この「だんだん景色が開けていく感覚」が、たまらなく心地いいのです。
スキー場のリフトとは、まったく別の乗り物だと思いました。
下に見えるのは雪ではなく、海と松林なのです。

IMG_9715.jpeg 5.3 MB帰りのケーブルカーは、約4分。
こちらは階段状の座席になっていて、急勾配を一気に下ります。

IMG_9716.jpeg 3.09 MBレトロな車体がまた味わい深い。 
窓枠が額縁のようになって、天橋立が一枚の絵に見えました。

リフトは「体で感じる景色」。
ケーブルカーは「切り取られた景色」。

両方乗ることで、同じ場所が二度楽しめます。


景色は、想像を超えてきました

IMG_9681.jpeg 3.64 MB傘松公園に着いて、展望所に立ちました。
とても美しい景色でした。

海の中に、細長い松並木がまっすぐ伸びている。
それが遠くの陸地まで、ずっと続いているのです。

地図で見れば「そういう地形」でしかありません。
でも実際に上から見ると、あまりに不自然で、あまりに美しい。

自然がつくったとは思えない造形でした。
だからこそ「天に架かる橋」と呼ばれてきたのだと、腑に落ちました。

IMG_9672.jpeg 3.02 MB傘松公園から見る天橋立は「昇龍観」と呼ばれています。
龍が天に昇っていくように見える、という意味です。

正直、名前を聞いた時は「ちょっと大げさでは」と思っていました。
でも、実際に見て納得しました。
松並木がうねりながら空へ向かっていくように見えるのです。

IMG_9682.jpeg 1.07 MBちなみに南側のビューランドから見る景色は「飛龍観」。 
こちらは龍が舞い降りてくるような姿だそうです。 

同じ場所なのに、見る方向で名前が変わる。 
そんな風景、なかなかありません。

「股のぞき」も体験しました

IMG_9699.jpeg 4.5 MBそして傘松公園といえば、これです。

「股のぞき」。


専用の台の上に立って、後ろを向きます。
足を開いて、前屈して、股の間から天橋立を覗く。

はい、かなり間抜けな姿ですw。

写真は、付近にいたインバウンドの観光客に声をかけて、相互に撮影しましたw。

ちょっと驚きました。

逆さに見ることで、空と海が入れ替わります。
松並木が海の上ではなく、空に浮かんで見える。
まるで橋が天に架かっているように見えるのです。

これが「天橋立」の名前の由来だと言われています。

先人たちは、こうやって遊びながら、この景色に名前をつけたのでしょう。
数百年前の人と同じ視点を共有できた気がして、少し感動しました。

周りを見ると、大人がみんな真面目な顔で前屈していますw。
この光景そのものが、もう名物です。

公園内には茶屋やテラスもあり、ベンチに座ってのんびり過ごせます。
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「元伊勢 籠神社」

IMG_9723.jpeg 3.09 MB傘松公園から下りて、徒歩すぐの場所にあるのが「元伊勢 籠神社(もといせ このじんじゃ)」です。

▼元伊勢 籠神社 公式サイト


想像以上にすごい神社でした。

<「元伊勢」という名前の意味>

まず、この「元伊勢」という呼び名です。

神話の時代、天照大神(あまてらすおおかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)が、ともにこの地にお祀りされていたと伝えられています。

その後、両神はそれぞれ伊勢へと遷れました。

つまり、伊勢神宮の「元」の場所。
だから「元伊勢」なのです。

現在地に社殿が移されたのは719年。
1300年以上の歴史がある、丹後国の一宮です。

主祭神は彦火明命(ひこほあかりのみこと)。
天照大神の孫にあたる神様です。
相殿には豊受大神、天照大神、海神、天水分神が祀られています。

ご利益は五穀豊穣、そして開運厄除け。

そして驚いたのが、現在の宮司さんが彦火明命から数えて83代目の子孫ということ。 

血脈が途切れることなく続いてきたという事実に、静かに圧倒されました。

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<五色の座玉(ごしきのすえだま)>
社殿で印象的なのは、高欄(手すり)の部分です。
青、黄、赤、白、黒。
五色の丸い玉が並んでいます。
これが「五色の座玉」です。


実はこれ、伊勢神宮の内宮とこの籠神社にしか見られないものだそうです。
そして一般に参拝して見ることができるのは、日本でここだけ。

神社建築史のうえで、非常に貴重な存在とされています。
知らずに通り過ぎてしまう人も多いと思います。

社殿の様式も「神明造」。
伊勢神宮内宮の正殿に、最も近い建築様式です。

言われてみると、たしかにシンプルで清らかな佇まいでした。


傘松公園の絶景と、籠神社の静けさ

この2つがセットで味わえるのが、天橋立の北側エリアの大きな魅力だと思いました。

「絶景を見て終わり」ではないのです。 

この地形が、なぜ古代から神聖な場所とされてきたのか。 

それが少しだけわかった気がしました。


そして京都駅へ

IMG_9728.jpeg 3.16 MBたっぷり満喫して、レンタカーを返却。
予約していた高速バスで、京都駅へ向かいました。

宮津から京都駅までは、バスで約2時間。

窓の外を流れる山々を見ながら、この日を振り返る時間。
これもまた、旅の醍醐味です。
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帰りの新幹線では、オンラインでブッククラブに参加。
https://flowfussy.com/events/2181da7cfd75

まとめ

IMG_9702.jpeg 2.87 MB素晴らしい場所でした。
天橋立という名前は、日本三景として、よく知られています。 

でも「知っている」と「見た」は、まったく別のことでした。

朝、海沿いを走った気持ちよさ。 
学校みたいなラーメン屋さんの塩ラーメン。 
リフトから見た、少しずつ広がる松並木。 
股のぞきで空と海が入れ替わった瞬間。 
1300年続く神社の、張りつめた静けさ。

どれも良かったです。

延泊して本当によかったです。 
キャラバンのついでで、終わらせたくない場所でした。

京都市内とはまったく違う「海の京都」の魅力を知ることができました。

また行きたいと思います!