人類最初に知らないがカッコいいと思った人… って他にもいたかもしれないですが、歴史上知られているのはこの偉人です。以下高校の倫理の教科書からの記憶より。

その人は自分は無知だとずっと思ってました。そしてある日、ト・ダイモニオンの信託を受けます。そして、「ソクラテスは最高の賢者である」と言われたわけです。
    謙虚なソクラテスは、なぜ自分が賢者だと言われたのか全くわからなかった。ただ、知らないということを知っている。それが理由かもしれないと思ったということです。なお、ソクラテスの著書は現存していないので、全てプラトンの著書、例えば「ソクラテスの弁明」に記載されています。


ソクラテスを知った当時、これほどまでにソクラテスが評価される理由がわかりませんでした。単に謙虚な人としか思ってなかった気がします。

それが自我やアイデンティティということを学び、更に数学で閉じているということの重要性を学んで、ようやくソクラテスの凄さがわかるようになった気がします。まさにこれが人類最初の自我の確立、アイデンティティを持った瞬間だったからだと思うんですよね。更に重要なのは自分がまさに世界の一部であり自分が系の中に入っているということを初めて自覚して理解した人だからだと思います。

世界の中に自分が存在するということは大前提ですが、数学では0や1がその系の中に入っていて閉じているということが全ての数学の体系の始まりです。それを自覚することから始まるわけですが、それが本当の意味でできるには現生人類が生まれてから何百万年以上かかっているんですね。それほど大きな偉業をソクラテスは実現したと言えるでしょう。そのきっかけは知らないがかっこいいからなんです。そういう意味では知らないことカッコいいというのはいかに重要かがわかっていただけたのではないかと思います。