「組織のイヌ」と「組織のネコ」という面白い視点で、働き方を分析して、健やかに働くヒントをもらえる。そんな本が「ネコトレ 組織で自分らしく成果を上げる25のトレーニング」です。漫画があってフルカラーなので、大変読みやすいです。なので、本書が届いて日が浅いのに、2回読み通してしまいました。

作者は仲山進也さんです。フッシーさんにトラリーマン認定された人です。仲山さんは「組織のネコ」という働き方も出版していて、ライオン・トラ・ネコ・イヌの4象限が出てきます。本書では、その4象限のイヌとネコが出てきます。
「組織のネコ」という働き方.jpg 254.81 KB
さて、「組織のイヌ」と「組織のネコ」とありますが、何だと思いますか?
上記の4象限でおおよそ分かりますが・・・

「組織のイヌ」とは
社命を第一に考え、組織に忠実な働き方をします。上司から評価されることを重視し、失敗を避けようとしがちです。会社のためであれば、自分を犠牲にしてでも指示命令に従おうとします。

「組織のネコ」とは
価値を第一に考え、自分に忠実な働き方をします。顧客から評価されることを重視し、失敗を怖がりません。顧客のためであれば、会社の指示命令をスルーしてでもやろうとします。

主人公のポチ川アキ男(イヌ)は入社10年目の31歳、営業二課の副主任です。会社への忠誠心はありますが、自分は正当に評価されていないと「こじらせたイヌ」になっています。
そして、彼の後輩のミケ野(ネコ)は同じ営業部の後輩です。彼は自由過ぎる若者ですが、なぜか得意先のウケが良いです。

物語は「こじらせたイヌ」であるポチ川さんが、受け入れがたいことがあるたびに、頭と心の凝りを解してくれるニャンザップのニャカ山トレーナーのところに相談に行くストーリーです。いじらせたイヌタイプの人の凝りにはネコ型思考が良く効くんですねぇ。

ネコ成分がありながら、イヌっぽい働き方をしていて、それに我慢を感じている。そういう人が読んだら、頭と心の凝りがほぐれるんじゃないかなと思います。

昭和生まれの人達は「いいからやれ!」と上司に言われたら我慢してやってきました(私もそうです)。でも、若い人達・・・Z世代は自分が納得することを昭和生まれ世代より重視します。世代が若くなるにつれて、ネコ成分が強くなってくるんですね。なので、会社命令絶対!なイヌ成分の上司の人が本書を読むと、Z世代との付き合い方が柔軟になるかもしれません。

また、昨今は黒字なのに人員整理する大企業が増えてきました。終身雇用が崩壊しつつあります。そのため、40代50代を中心に、イヌ的な働き方をしてきたけど「このままで良いのかな?」と思い悩む人も増えているでしょう。そういう人の”心の凝り”をほぐしてくれる一冊でもあると思います。

ウェブ連載から加筆された部分が特に興味深かったです。
これだけで本を買う価値あり!です。
お勧めですよ♪