学術誌「火葬研究」に、インドネシア・バリ島の火葬事情についての短いレポートが掲載されました。

タイトルは「バリ島農村部における火葬儀礼 Ngaben:伝統と現代的変容」。

バリ島は「火葬」が有名で、とくに王族の火葬については観光の対象にもなっています。日本でもテレビで紹介されることがありますね。

ただ実際の農村部では、もっと生活に根ざした形で続いています。そして先日も特別に許可をいただき、ある村の合同葬儀を拝見。

誰も涙しない。それが当たり前の空間になっている不思議な環境。ジワジワとした幸福に包まれて、「なに、この、何とも言えない時の流れ・・・」と驚きました。
王族の儀式も良いけど、本当に見るべきはこっち!

またバリ島の火葬は「単なる火葬儀式」ではなくて、
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(1)埋葬・洗骨・火葬・散骨という、さまざまな葬制が組み合わされた儀式。
(2)伝統に固執したものではなく、伝統を壊さないかたちでありつつ、費用や手間の削減、葬儀運営の合理化などの模索も続けられている。
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というのが特徴。それについて短くレポート発表しました。

ある村では、日本流のタイムマネジメント(役割分担や進行管理など)を参考に、儀式運営の改善が行われたりして、面白いなと。

ちなみに私は研究者ではないので、富山大学の遠山和大先生との共同研究です。私は、まぁ、名前が入っているだけ(笑)

火葬文化の研究を行う学会「火葬研」の11月の総会でも研究発表が行われました。今後も引き続き、インドネシアに関わっていきますよ〜。