HIMARI さんとロンドンフィルとの共演を聴きました。
今回は奮発してサントリーホールの2列目、ほぼ指揮者の真後ろの良席。こんなに舞台に近いと、指揮者の息遣い、HIMARI さんが足を踏み鳴らす音、コントラバスの弓がバチバチ当たる音など、音楽に混じる演奏者の息づかいまで聴こえてきます。
演奏前の練習の段階から音が綺麗で。休憩時間は、ずっと練習を聴いていました。舞台に近いので、複数の楽器の音が混じり合う前のフレッシュな音を聞き分ける事ができ、これも楽しい時間でした。
演奏が始まると、ロンドンフィルの音楽が本当に素晴らしい。それに呼応するように、あるいは時にニュアンスを変えながら、独奏する HIMARI さんのヴァイオリンが艶やかで。こんなに艶のある音色を初めて聴いた気がします。
音色を堪能したモーツァルトを終え、前半アンコールは超絶技巧のリスト。
後半のブルックナーが、聴いた事ないほどに素晴らしかった。全体が一つの生き物のような、息の合った演奏。この音楽をまとめあげる指揮者の才能と、指揮者の要望を実現する演奏者の技量。圧倒されました。


