今年(2025年)の4月に、通信で食について学ぶ、京都芸術大学 食文化デザインコースに入学しました。いくつかお問合せをいただいたので、まとめてみました。
文部科学省の認可を受けた正規の四年制大学で、卒業すると学士号がとれます。すでに大学を卒業していると3年次に編入となり、最短二年で卒業できます。
何が学べるかは、ホームページを見ていただきたいのですが、ポイントは
食を文化芸術ととらえ、
食に関わる幅広い知識と豊かな感性を学ぶ
ことでしょう:
食文化デザインコース | 通信制の京都芸術大学通信教育部
以下では、インサイダーとしてコメントを記します。この記事は、このプログラムを手放しでお勧めするものではなく、軽い気持ちではたいへんですよ、でもやってみたらそれなりの見返りもありますよ、ということをお伝えするために書きました。
入学前に志(卒業後こんなことがしたいとか)は明確化しておくべきか
私の場合、食の分野で「何をしたいかを明確にするため」に入学したのですが、この発想は大正解でした。なぜなら、課題をこなしていくと、自分の食に関するこだわりポイントが自然に掘り下げられたからです。3、4科目終わった段階でも、自らの指向性について多くの気づきが得られ、ぐっと視座が上がったことに感動しています。
たいへんな点
時間がかかる
ビデオを見たり文献を読むのに、単純に時間がかかります。まとめておしまい的な課題は、一つもありません。すべて自分の頭を悩ませる必要があり、時間はかかります。お仕事をされている場合、時間の確保が大変です。
メンタル的な負荷
年中、締め切りがあります。締め切りを守らなくても誰に怒られるわけではありませんが、自分で設定した目標が達成できないことに毎回がっかりしています。ワークに対して求められるレベルが入門レベルより一つ上に設定されていると感じます。よく言えば歯応えがありますが、複数の大学院を修了した者にとっても、ハードルの高さを感じます。
また、自己の振り返りや新しい内容の学習はとても楽しいのですが、どっと疲れが出ます。
費用負担
年間35万程度かかります。2年で終われば 70万ですが、年数が伸びれば追加でかかってきます。
予想外によかった点
講師のサポートとカリキュラムの充実
通信なのでセルフサービス的な感じかと思っていましたが、意外にも講師のサポートが手厚いです。また、それぞれの分野のトップレベルの方が講師で、講義内容もすばらしいです。カリキュラム全体のカバー範囲も十分に広いと感じています。
イベントが多い
大学が企画する、リアルやオンラインのイベントがたくさんあります。
学友の人的ネットワーク
ともに学ぶ方々は、本当に濃いです。実際にお会いすると話がつきません。また、大学とは関係なく、学生が自主的に企画するイベントが、オンライン、オフラインで多数あります。個人的には、学友との出会いが一番の価値で、それだけで(金銭的な)元はとれたと思っています。
入学しなくてもお試しで授業が受けられる、藝術学舎というシステムがあります。
食文化に関連する授業もありますので、いきなりはハードルが高いという場合、こちらを受講されることもよいでしょう。たとえば、下記の科目が直近で開講されます:
食とアートの歴史と課題を読み解く

